アヤメ科の似ている花の見分け方

花菖蒲

アヤメ科の花にはアヤメや花菖蒲、カキツバタなどの日本在来種からイチハツ、ダッチアイリス、ジャーマンアイリスなど沢山の似ている花があります。このページではそういった花たちを上手に見分ける方法を紹介します。

まず、見分けるうえで抑えておくポイントを下記に記します。


判別ポイント

  1. 花の咲く時期

    まず咲いてる時期ですが、早咲きの花が4月上旬、遅咲きの花が5月の下旬などに咲きますので時期だけでだいぶ絞れます

  2. 咲いてる環境

    花が咲いてる「地面」によって見分けます。乾いた地面、湿った地面、水辺など

  3. 花の特徴

    花の特徴ですが、まず色だけで見分けるのは難しいです。(ほとんどの花が紫や青ですし、品種によって様々ですので)
    そこで花弁の根元部分に網目の模様があるかどうか、そしてその根元部分の色合いがどうなってるかで見分けられます。
    例えば、花菖蒲は網目なし+根元は黄色、アヤメは網目あり+根元は白、ダッチアイリスは網目なし+根元は黄色、といった具合に特徴が別れます。

特徴表 開花準

各花の特徴、違いを開花期順にまとめました。
画像をクリックで詳細ページにジャンプします。

花の様子 開花時期 土壌 花の特徴 葉の特徴
ジャーマンアイリス 4月〜5月 乾地 紫、黄 ジャーマンアイリスのブラシ状の突起花弁の根元にブラシ状の突起  
ダッチアイリスダッチアイリス 4月中旬〜5月中旬 ダッチアイリスの葉乾地 青と白、部分的に黄色 花弁の根元が黄色
網目模様なし
 
イチハツ 4月下旬〜5月中旬 乾地 イチハツのトサカ花弁の根元がトサカ状になっている
網目模様あり
 
アヤメ菖蒲 5月上旬〜中旬 乾地 紫、希に白 花弁の根元が白と黄色、網目模様あり アヤメの葉っぱ葉の主脈はほとんど目立たない
カキツバタ杜若 5月中旬〜下旬 ビオトープのカキツバタ水辺や湿地 紫、赤紫など 花弁の根元が白 カキツバタの葉葉の主脈は目立たない
花菖蒲花菖蒲 5月下旬〜6月上旬 湿地 主に紫(品種によって様々) 花弁の根元が白と黄色、 江戸系花菖蒲の葉葉の主脈が葉の中央に表に一本、裏に二本、はっきりと突出する

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